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Text:光田 さやか Photo:小林 翔

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木下 博史
営業部 東京営業所。2015年、ASNOVA入社。関東地区の足場施工業者を中心にくさび式足場のレンタル・販売業務を行う。
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ASNOVA CHALLENGER .03 木下博史さん 営業経験が活きた新サービス「ASNOVA市場」

「ASNOVA」は、建設現場や工事現場などで欠かせない「足場」のレンタルや販売を行う会社です。「“カセツ”の力で、社会に明日の場を創りだす。」をパーパスに定め、常にお客様に寄り添い、「くさび式足場」の新たな可能性を追求し続けています。

木下博史さんは、2015年の入社以来、お客様に一番近い存在として足場レンタルの営業をしてきました。
そんな木下さんは入社7年目にして、新規事業の責任者を社内で募る「ASNOVA Challenge System」に立候補。営業経験から見つけた現場の課題をもとに「ASNOVA市場」を立ち上げました。

新サービス「ASNOVA市場」の立ち上げにいたるまでには、どのような背景や思いがあったのでしょうか。気になる今後の展望についてもお話を伺いました。

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木下 博史
営業部 東京営業所。2015年、ASNOVA入社。関東地区の足場施工業者を中心にくさび式足場のレンタル・販売業務を行う。

より幅広い客層へ。資材循環にも着目した「ASNOVA市場」

はじめに、「ASNOVA市場」とはどのようなサービスなのか教えてください。

木下:「ASVONA市場」は足場を中心とした仮設機材の購入ができるECサイトです。これまで当社の足場はレンタルが中心でしたが、このサービスでは新品はもちろん、中古品、不要になった足場を引き取ってメンテナンスし、販売もします。
実は、競合となる足場レンタル企業はいくつもあるのですが、中古品をサイト上で販売したり、今ある足場を買い取ったりといったサービスはあまりありませんでした。当社には全国に19もの拠点がありますので、そのネットワークも十分に活かせるのでは、と思いました。

足場レンタル業界を取り巻く環境に、なにか変化を感じることはありましたか?

木下:私自身レンタルの営業を7年ほどやってきていて、中古機材の需要が高まってきていることは感じていました。ここ数年の物価高の影響もあり、足場業界を離脱する会社も少なくありません。その一方で、大きな会社から独立して個人で足場事業をされる方もいらっしゃいます。そのように、さまざまな環境でさまざまなニーズを持ったお客様のなかで、足場を中心とした仮設機材を循環できないか、と考えたんです。

思い切って「ASNOVA Challenge System」に立候補!

この「ASNOVA市場」は社内制度「ASNOVA Challenge System」がきっかけだったと聞いています。そのときの経緯を教えてください。

木下:弊社には「ASNOVA Challenge System」という、新規事業の責任者を募る制度があります。経営企画室が構想した事業に、自身のアイデアを加えたうえで、やりたいことや挑戦してみたいことをプレゼンし、採用された人は責任者候補として従事し、基準を満たせば事業化される、というものです。
7年間、この会社で足場レンタルの営業に関わってきましたが、お客様とのやりとりは常に対面でした。そのため、サイト上で物を販売することに対して、どれだけ反応があるかが想像できないと感じ、実は不安もありました。
ただ、私の中ではECサイトがあることで、事業がもっと拡大していくのではないかという思いがあって。営業で経験も積んできて業界に対する自信が少しあったのと、あとは「挑戦してみたい」「やるなら起案者として最初から携わりたい」という思いが「ASNOVA Challenge System」のタイミングと重なったので、立候補してみました。

ECサイトの可能性と、経験からくる自信、そして挑戦したいという思い。それらがちょうどいいタイミングで背中を押したのですね。

木下:新しいことを始めるのって、最初はすごくエネルギーが要るじゃないですか。だから少し迷いもあったのですが、「これを逃すと次はいつ挑戦するんだ?」という気持ちもあって。
また、「ASNOVA Challenge System」は経営企画室が丁寧にサポートしてくれるので、プレゼンの準備や内容についての相談もできて、大変助かりました。これまで、1対1の営業は何度も経験があったのですが、大勢に向けて30分もプレゼンするのはとても緊張しましたね。当日のことはあまり覚えていないんです(笑)。
その後、採用された案は引き続き経営企画室とのミーティングを重ねながら事業化していきます。1人じゃできないこともありましたが、多くの人のサポートのおかげで頑張れました。

仲間を増やして事業強化。目指すは「業界NO.1」!

さまざまな思いのなかで誕生した「ASNOVA市場」ですが、今後はどのような方針で進めていくのでしょうか?

木下:まずはこのできたばかりの「ASNOVA市場」を、そしてEC事業部として部門を設立することで、社内にもっと浸透させていきたいですね。社内に向けて魅力的な発信をしながら、一緒に頑張ってくれる仲間を集めたいと思っています。
そのためには「ASNOVA市場」でしっかり売り上げを上げて、着実に成果を出すことが大切かなと思っています。

「ASNOVA市場」の発展がもたらす、「ASNOVA」の未来とは?

木下:いわゆる循環型社会の一助を担う存在になれたらいいですね。これまで弊社が培ってきた「足場レンタル」の経験をもとに、中古品を買い取って循環させることで、弊社に関わる多くの人の経済が循環するといいなと思います。そして、ゆくゆくはこの業界で仮設機材総合サイトのNO.1になることを目指していきたいです。

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