ASNOVA WAYの4軸「習慣」「変化」「知識」「挑戦」
まず、人事制度ASNOVA WAYについて教えて下さい。
小野:現在のASNOVA WAYは4つの軸から成り立っています。「習慣」をテーマに、
リベラルアーツなど一般教養の習得、「変化」をテーマに、
新たな視点を身に付けるAMP!という教育プログラム、「知識」をテーマに、外部機関の学費を会社が負担するASNOVA Recurrentがあります。順番にというわけではありませんが、各ステージで社員一人一人にあった成長をサポートしています。そして、キャリアアップのために「挑戦」できる制度としては、ASNOVA Challenge Systemがあります。会社が発展していく中で新規事業をリードする責任者や、事業が大きくなった時には、関連会社の責任者になっていく人材を、社内からしっかり作っていきたいと思っています。
「挑戦」ができるASNOVA Challenge System
ASNOVA Challenge Systemは、新規事業の事業責任者になれる制度なのですね!
小野:新規事業を形にしていくのは、当社の中で経営企画室の役割です。経営企画室は、いくつもある「タネ」から、可能性が高い事業をゼロからイチへと、仕上げていきます。そして、事業化が見えてきたタイミングで、新規事業について社内に説明をし、責任者候補を募ります。その説明を受けて、社員は「責任者として挑戦してみたい!」と立候補することができます。
なるほど、立候補した後は、どのような流れなのですか?
小野:次は、いよいよ審査会になります。審査会では、立候補者がプレゼンテーションをし、役員や外部ゲストの方が審査員として議論します。審査会では、3つの承認を受ける必要があります。事業化に向けて進めていくことへの承認、責任者の承認、そして、事業部化条件の承認です。
立候補者は、どのようなことをプレゼンするのですか?
小野:プレゼンテーションでは、立候補者が事業案にオリジナリティーを加味し、拡張性を持たせて自分の言葉で事業について説明します。また、事業に対する熱意を伝えるというのも重要なポイントです。
承認を受けた後に、新規事業がスタートするんですね。
小野:実は、Challenge Systemで承認が降りても、事業化が確定したわけではなく、“事業化に向けて本格始動する”というマイルストーンになります。したがって、事業開始までは承認を受けた責任者は、経営企画室と一緒にプロジェクトを推進していくことになります。さらに、事業開始後も設定された条件をクリアするまでは、既存業務と兼任することになります。そして、条件をクリアすれば「事業部」が新設され、責任者として専任となります。
一時的な兼任プロセスを経て、条件をクリアすると事業化されるので、「熱意」がないとマネジメントしていけないということですね!
審査会の流れ を教えてください。
小野:まず、立候補者がプレゼンテーションをし、そして質疑応答があります。役員、関係者の方を数名お招きし、外部の目から見た率直なご意見、ご質問も頂きます。様々な質問により立候補者の考えをヒアリングすることで、責任者として適任なのか、事業化できるのか等を判断します。
外部の方からも、ご意見やご質問を頂く機会があるのですね!その後は、議論ですか?
小野:質疑応答が終わりましたら、立候補者は一旦退室という形になり、この事業をこのまま推進していってよいかどうか、責任者としてふさわしいかどうか、事業部化の条件が適切かどうか意見交換をします。評価基準をクリアしていれば、承認となります。
“ASNOVA Challenger”を送り出す部署の気持ちは、少し複雑?
立候補者の佐藤さんは、どんな方ですか?
小野:佐藤さんは、2021年8月に入社し、経営企画室に所属しています。IR、広報を担当していてコーポレートブランディングから、各種IR資料の作成・ブラシュアップ等多岐にわたる業務に携わっています。
今回は、マッチングサービス「MIRAIVA」の審査会ということで、佐藤さんが立候補されました。立候補したいと聞いたとき、どの様に受け取られましたか?
小野:彼女は、負けん気が強くて、感情をストレートに出せる魅力的で優秀な人材です。彼女が立候補した時、私としては複雑な気持ちでした。非常に優秀な社員で貴重な戦力なので、経営企画室だけのことを考えると、厳しいな…と。しかし、彼女自身のキャリア、そして会社の成長を1番に考えた時に、間違いなく立候補していただいてよかったと、今は素直に思っています。
審査会での佐藤さんの様子、プレゼンテーションはどうでしたか?
小野:相当の覚悟を持って立候補をしたと思っています。その思いが強いからこそ、非常に緊張をしていました。でも、このような若い社員が積極的に挑戦する姿が、当社の明日を創りだしていくと大きな期待を抱かせる素敵なプレゼンでした。