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Text:光田 さやか Photo:小林 翔

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第1回社員総会を実施 ASNOVAが掲げる「パーパス」と未来の姿

2023年7月8日に行われた「ASNOVA社員総会」。
会社設立後初めての開催となった今回の総会には、名古屋本社、全国の各営業所や機材センターから実に130名以上もの社員が集結。
中期経営計画の詳細説明、各部門の取り組みや方針、表彰式などが行われ、普段なかなか交流できていなかった社員同士のコミュニケーションも活性化しました。

この場で上田社長から語られたのは、昨年制定した「パーパス」の意味。
ASNOVAが目指す「循環型社会」への思いに、社員一同も改めて気持ちを一つにしました。

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「パーパス」は社員一人ひとりにとっての判断基準や動機づけ

会場となったのは、ASNOVA本社のあるグローバルゲート。
しばしの歓談ののち、管理本部 加藤本部長から開会宣言があり、上田社長により「パーパス」制定への背景が語られました。
 
事の発端は2015年に国連でSDGsが採択されたことに始まります。
この「持続可能な開発目標」は、世界中において社会活動・企業活動を見直す大きな契機となりました。
加えて、先行きの不透明な「VUCA」とよばれる時代にも突入していることから、企業は新ためて自社の存在意義を明確にしなければなりません。
 
上田「組織全体の価値観が統一されていないと、意思決定に時間を要してしまったり、判断を誤ったりしてしまいます。
パーパスは、いわばそういった際の判断基準や動機づけ。
企業や組織が何のために存在し、自分は何のために働いているのかという、最も本質的な目的や指針を示しています」
上田社長の言葉にもあるように、「パーパス」はいわゆる「経営理念」とは異なります。
会社をどのように経営していくか、という自社の目線が強く反映されているものを「経営理念」というのに対し、
「パーパス」は、社会や環境、地域経済とのつながりを強く意識したものになります。
 
では、なぜASNOVAはパーパスを制定したのでしょうか?
その背景について、上田社長は3つの理由を挙げました。
 
上田「1つ目は、足場そのものの本質的価値を再発見・再確認するところから、改めてASNOVAの存在を定め直したいという思いがあったこと。
2つ目は、いかなる新規事業を初めたとしても、ブレない軸を構築したいということ。
そして3つ目はステークホルダーに対しての認知・共感を獲得し、仲間を増やす契機としたいということ。
以上3つの理由を背景として、各部署から10名ほど集まり、数ヶ月にわたって会議を重ねて制定しました。」
こうして生まれたパーパスが「“カセツ”の力で社会に明日の場を創りだす。」です。
 
私たちは、生まれた環境も育った環境も、性格も、いざというときの判断基準もそれぞれが異なる人の集まりです。
パーパスを意識しないと、まるでルールも道徳も信号機もない無法地帯のように、個人が好き勝手な方向へ行ってしまいます。
個人が判断に迷ったときは、この「パーパス」を軸に決断をしていく。
ASNOVAはそんな集団でありたいと思っています。

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