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「課題を自分の強みに」意識を創造するAMP!2022

業務のスペシャリストやミッション達成を志して、目の前のことに日々夢中になっていると、思考が凝り固まったり、仕事がマンネリ化したりする。そのような状況で、レベルアップしたいと思っても、まず何が不足しているのか一歩引いて考えることは、現実的になかなか難しい。

そこで、ASNOVAには、「変わりたい!」を支援する人事制度「AMP! (アンプ)」がある。具体的には、普段と異なる環境に集中的に身を置くことで、自らの「価値観」の再認識と「不足」への気付きを発見する研修である。今回は、6月に行われた研修の様子をカケルバリポーター目線でお伝えします。

AMP! 2022 in KYOTO

AMP! 2022は、京都にて1泊2日で行われ、クリエイターと協力会社である株式会社ロフトワーク、当社の管理本部、総務が企画から当日のファシリテーターを務めた。研修参加メンバーは、営業職や機材センターで働く社員5 名とカケルバリポターの私を含め、総勢18名で実現した。 

 

AMP! のゴールは、感じたことを「note」に公開すること。記事の作成は、参加者全員が未経験だったので、どのようなアウトプットになるのか、社内みんながワクワクしていた。記事完成に至るまでに京都でどんな出会いがあり、どんな環境だったのか、レポートに纏めました。 

参加者が様々な想いをつづった「研修のしおり」

変わりたいという想いから参加

参加者である小川さんは、社会人になり物事を様々な角度から見ることにブレーキをかけ始めたという。理由の一つに、様々な要望を提案しても上長に受け入れてもらえないかもしれないと考えるようになった経験があるという。 

 

「物事を考えるにあたり、まずは費用面を考えてしまう。」 

 

これは私自身もそうであり、誰しもが「予算」という文言を気にする。小川さんはいろんな人の話が聞けるAMP!を通して、違う環境と角度から物事を考えられるようになったら、物事を違う角度から発展させることが出来るようになると考えた。自分自身の柔軟性に欠けた考え方を取り払い、「変わりたい」という想いから参加を決意したという。

DAY 1 文化をこれからの世代にも伝えていく

ワークショップでは、企画者1名と参加者2名、計3名1チームとなり、チームごとでフィールドワークに出かけた。私は、チーム「YASUMI」に同行させてもらった。 メンバーはASNOVA社員の小川剛矢さん、クリエイター稲田ズイキさん、株式会社ロフトワークの圓城史也さん、サポートとしてASNOVAの成田優香さんの4名。この4名で記事を完成させます。

気づきを得るために今回訪れたのは3カ所。京都府にある伝統的な場所から古いものを新しい世代に繋げて行けるような取り組みをおこなっている方にお話を伺いました。
1日目は、「京都伝統産業ミュージアム」「共創自治区CONCON」へ。

京都市左京区にある「京都伝統産業ミュージアム」は京都の伝統産業品が展示されている。展示品に実際に触れることもできるため今まで関心のなかった伝統的な産業品に興味を持つことができた。 
 

伝統工芸品を作っている職人の数は年々減少傾向であり、職人の高齢化もあるため、社会課題にもなっている。そんな中で京都伝統産業ミュージアムは、伝統産業に無関心な人をターゲットに運営を行っているという。無関心の人に関心を持ってもらうことの難しさを知っているASNOVAにとっては、関心を持ってもらい業界を活性化させていくために活動をしていることに共感した。 


2件目に伺ったのは、「共創自治区CONCON」。

京都府の二条城にある「こんこん」はコンテナ19基と長屋3軒の建物になっている。建物の中には事務所、ショップ、飲食店等が入っている。その一室にオフィスを構える株式会社川端組の川端 寛之さんは不動産会社を経営されているが、「面白そう」「楽しそう」と思ってもらえる不動産をご自身で見つけ、時には家屋のリノベーションにも携わる。 

現在は、京都市のとある街のリノベーションプロジェクトを進められているとのこと。空き家になっている建物をリノベーションする。川端さん自身でリノベーションに携わることで、施主のニーズを汲み取ることができるという。 

 

以前川端さんが携わられた案件の一つで、ビルのリノベーション中に足場を組み立てシートに囲まれている風景が「むしろいい」と感じ、工事後もそのまま建物のデザインとして足場を外観に残したという。足場は工事が終わると撤去されてしまうため印象に残らず、足場自体に認知度が低いため、足場を取り扱うASNOVAにとってうれしい話であった。

DAY 2 文化をこれからの世代にも伝えていく

2日目は大正時代に建てられた清水焼の工房だった建物をリノベーションし、古着と古家具等を取り扱うショップ「oud.」に訪問。

ショップは株式会社川端組 川端さんがリノベーションした物件。古い建物をリノベーションするにあたって、残せる部分は建物の価値として残しているという。元は清水焼の工房だったこともあり壁は炭で真っ黒になっていた。あえてその部分を残されたことにショップではあるが落ち着きを感た。

作品一つ一つにその人の思いが詰まっている。その人がどんな思いで商品を作っているのかをきちんと聞くようにしている。

販売する商品を決めるにあたり、軸としていることがあると語ってくれた。

今回訪問した場所は、京都府が持っている独自の文化をこれからも守り続けていくために活動されていました。守り続けていくためにお二人とも共通していたことは「人との繋がりを大切にしている」こと。人と繋がることで考えもしなかった感性を与えてくれる。私自身、人と違った角度から物事を考えることに欠けるという課題がある。私も様々な人と関われるように積極的に行動しようと思った。  

京都のフィールドワークで感じたことをどのようにアウトプットをするだろうか。AMP!最終編では、クリエーターと2名の参加者の振り返りをお届けしますので、お楽しみに!

 

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