

企業成長の鍵となる“対話”。 投資家との対話型イベント「IR DAY」を開催
2024年6月2日。名古屋証券取引所にて、ASNOVAにとって初となる「IR DAY」を開催しました。通常、投資家への説明会は、会社概要、市場環境、業績、成長戦略などを説明することを目的として実施され、企業側からのプレゼンテーションが中心となりますが、ASNOVAでは、投資家との対話を重視し、質疑応答を中心とする形式をとりました。
当日の様子をレポートします。
Text:光田 さやか
Photo:小林 翔
PROIFILE
- 上田 桂司
- 株式会社ASNOVA 代表取締役社長。2013年12月に当社を設立。2022年4月に名古屋証券取引所ネクスト市場へ上場し、2023年12月には東京証券取引所グロース市場への上場も果たす。
- 加藤 大介
- 株式会社ASNOVA 取締役 管理本部長。2021年2月に就任し、経理・財務及び総務・人事の豊富な経験と幅広い知見を基に管理本部を管掌。
- 森下 哲
- 株式会社ASNOVA 取締役 仮設事業本部長。2021年6月に就任し、仮設足場レンタル及び販売の豊富な経験と幅広い知見を基に仮設事業本部を管掌。
参加者にとっても新鮮な場。活気あふれるひととき
そして、投資家に向けた説明会やSNSの配信、各種IRイベントへの出展などをこれまで通り継続していくことや、 投資家とASNOVAの質疑を公開する「QA Station」などの新たな取り組みを始めたこと、これまでの業績や株価の推移、株主還元に関する方針を説明。参加者はそれぞれメモをとり、真剣に聞き入っていました。
ASNOVAからの冒頭説明は5分程度で一区切りとし、早速質疑応答の時間がスタート。 投資家からは「ベトナムの足場市場は?」「足場投資における閑散期と繁忙期の戦略は?」「株価を上げるための施策は?」といった、ASNOVAの事業に関する質問が多く寄せられ、その都度、上田社長が丁寧に回答していきました。
また、「ASNOVAの社員は普段どのような仕事をしているのか?」「ASNOVAの足場市場における立ち位置は?」「ASNOVAの採用活動で注力していることは?」といった、企業体質に関するご質問や、「ASNOVA STATIONとは?」「機材センターではどのような業務が行われているのか?」など、ASNOVAの取り組みについてのご質問もいただきました。
今回の「IR DAY」に先立ち、事前質問も多く寄せられました。質疑応答の途中では、それらの質問にも回答しながら進めていきました。
こうして2時間以上にわたる質疑がありましたが、投資家からは「さまざまな企業の投資家説明会に出ているが、こんなに質疑を中心とした説明会は今まで参加したことがない。とても新鮮に感じたし、いい取り組みだったと思う。」「これほどまでにIR活動に積極的な会社もなかなかない。よく理解もできたし、素晴らしい1日になった。引き続き応援していきたい。」との意見を聞くことができました。
投資家の意見をダイレクトに取り入れることで、ともに会社をつくる
質疑を終えた上田社長、加藤取締役、森下取締役の3名に、率直な感想を伺いました。
上田:一般的には、このような質疑応答を中心とした取り組みは珍しいとされています。今までのIR活動の視点を変える意味もあったので、思い切って開催してよかったと思います。
また、投資家の皆様が求めるものと現状にミスマッチがあるのでは、という部分も露呈したので、ニーズに応えて成長していかなくてはならないと感じました。今後も、気になることには随時質問をお寄せいただき、「QA Station」で回答もしていけたらと思います。
加藤:厳しいご質問が来ることを覚悟しておりましたが、好意的なご質問を多くお寄せいただけてよかったです。社員のことについて聞かれたのは予想外でしたが、皆様ASNOVAのさまざまなところにご興味を持っていただけているのだとうれしく思いました。ご質問されなかった人も多くいらっしゃったので、そういった方々にはご満足していただけたのか、少々不安ではあります。手を挙げにくい雰囲気だったのだとしたら申し訳ないことだと思いました。 今後は、当社のDXや人事に対してなど、あまり周知されていない部分についても、明確に知らせていきたいと思います。
森下:「ASNOVAのこんなに細かいところを見てくださっていたんだ!」というのが率直な思いです。オウンドメディアのクレジットや更新の日付などにも注目していただいていて、大変驚きました。 また、他社と比べた見方などもされていて、こちらとしても大変いい気付きを与えていただいたと思いますし、投資家の方々とのリアルなやりとりの面白さを感じました。
森下:こういった取り組みは私たちとしても初めてでしたが、2時間以上にわたり多くの質疑をいただくことができて大変有意義な時間となりました。今後も多くの投資家の方々と対話して、ご意見を反映していけたらと思っています。
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